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科目名労働経済論
担当者須山 光一
単位数4単位
配当年次4年
科目区分選択必修
実地学期通年
授業形態講義
講義概要人間がもつ労働能力の「商品」化の上に成り立つ資本主義社会では、労働力の商品化をめぐって様々な問題を生起させる。このことは、他の商品とは異なり売り手(労働者)と商品が分離不可能であるといった、「労働力」商品の特殊性に起因する。労働経済学とは、まさに、「資本」の対極に位置する「労働力」をめぐる諸現象について、経済的に研究する学問分野であるといえる。
本講義では、そうした労働力という特殊な商品の(再)生産・流通・消費にかかわる研究分野のうち、労働市場、労働過程、賃金といった基本的領域、わけても労使関係をめぐる領域で生起する労働問題の諸相について、日本とドイツを中心とした国際比較へも言及しつつ、概述する予定でいる。
評価方法原則として、学期毎の2度の試験結果による。
教科書・参考書等隅谷三喜男著『労働経済論』(筑摩書房)・大竹文雄著『労働経済学入門』(日本経済新聞社)・厚生労働省編『平成13年版 労働経済白書』(日本労働研究機構)・厚生労働大臣官房編『2001年度版労働統計要覧』(財務省印刷局)を基本参考図書・資料とするが、教科書は特に使わないので、ノートをしっかり取ること。
その他(履修条件、
履修上の注意事項)
本科目は、3年次配当の社会政策 I・ IIと補完関係にある。社会政策を履修しなかった学生諸君には、就職活動と重なるが、より積極的な参加を期待する。
なお、試験には自筆ノートの持ち込みを許可する。


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