科目名 | 経済学演習 I |
担当者 | 吉川 紀夫 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 3年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 演習 |
講義概要 | 今日、金融機関の不良債権問題は経済構造上の課題として毎日のように話題となっているが、この問題を考えていく上では表面的な金融理論や経営・経済理論だけでは片づかない奥深い洞察力と学際的アプローチが必要となってくる。また、生活者不在のマクロ経済理論に対する批判は関係学会などでも日増しに強まっている状況にある。 当ゼミでは、金融機関経営や金融政策の今日的な生々しい問題を取り上げながら、それに対して国際機関、政府・日銀、国内金融機関、一般の日本国民がどのような対応を取り、それがどのような方向へと進んでいこうとしているのかを主たるテーマとして演習形式での研究を行う。毎時間、当番のレポータが事前に決めた内容について報告し、そのテーマについて当番レポータが司会となってゼミテン相互がディベートを行い、最後に私の方からの政府の審議会や関係学会での最新の議論などを加味しながら解説を加える形で進めていきたい。 |
評価方法 | 当番レポータとしての説明の巧拙と理解度、さらにはゼミテン全員の事前の予習と議論への前向きな発言状況などを評価上の最重点項目とする。なお、ゼミには万難を排して参加することが学生としての最大の義務だと考えている。したがって、万一ゼミに欠席する場合には事前または事後に欠席事由を届け出ることも義務付ける。 |
教科書・参考書等 | 特定の文献を決めて、輪読形式でゼミを進めるが、その文献は別途指示する。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 将来如何なる分野の仕事に就いても貢献度の高い恥ずかしくないプロの経済人を育成したいと考えているので、厳しい質問をしたり、重労働のレポートを課したりする方針である。しっかりとした気持ちでゼミに臨んで欲しい。 |