科目名 | 経済学演習 I |
担当者 | 須山 光一 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 3年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 演習 |
講義概要 | 当演習の共通テーマは、一応、「社会政策」に関する理論もしくは実際についての研究とする。社会政策とは、基本的には、様々な社会問題のうちでも資本制経済社会に固有な、労働問題とよばれるものに向けて講じられる国家的政策のことだ、といえる。従って、当演習では、たとえば労働者保護制度、最低賃金制度、社会保険制度、労使関係規制制度などについて、理論的・実証的に研究したり、あるいは、そうした政策を必要とする資本制経済社会それ自体について、研究することになる。 演習の進め方としては、前期は、基礎的文献の輪読をつうじ近代経済社会に関する基本知識の習得につとめる中で各自に研究テーマを設定することとし、後期については、各自の自主研究の発表と討論に当てたい。 なお、夏休み明けと4年進級時に、各々、自主的研究内容に関する中間レポートの提出を求める。 |
評価方法 | 出席状況・レポート提出状況等、演習に臨む際の積極性を極力重視する。 |
教科書・参考書等 | 演習で使用するテキストについては、さしあたり山家悠紀夫著『「構造改革」という幻想−経済危機からどう脱出するか−』(岩波書店)などを予定しているが、演習参加者の希望も考慮して決めたい。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 演習の運営には、学生個々の積極的・創造的な参加が不可欠である。そのためにも、演習には毎回、必ず十分な準備をした上で出席し、必ず積極的に発言することが、演習生として果たすべき最小限の務めとなろう。 |