科目名 | 道徳教育研究 |
担当者 | 森下 恭光 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 選択必修 |
実地学期 | 後期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 教職課程を履修する学生と、心理・教育学科の学生が履修する科目であるため、全学部、全学科の学生を想定して授業を行なう必要がある。 そのため、あまり専門化した内容の講義を行なうと興味を抱かせることが困難であるので、できるだけ、一般的で基本的で、しかも現代にマッチした講義を展開することを構想している。 主な内容としては、まず、道徳教育の当然の主題である「道徳とは何か」を明らかにすることから始める。そのばあいの道徳は、社会規範としての道徳として考察する。 次いで、道徳を教育するということの意義(意味)について解説する。ポルトマンの『人間はどこまで動物か』などの文献を紹介しながら、ヒトが人間になる過程にかかわる道徳教育の意義を明らかにする。 その上で、道徳教育の必要性を、本来的必要性と現実的必要性の二側面から考察して行く。 とくに、現実的必要性を述べる場面では、現代の日本社会の病理的現象について、種々な具体例をあげるつもりである。 必要性が明らかになったところで、道徳教育は必要性に応えて、どのように行なえば可能性が高まるかを、原理的考察(ソクラテスの道徳教育観)と現実的考察(具体的道徳教育の方法 |
評価方法 | 出席状況と、期末に行う試験(ペーパーテスト)の結果によって評価。 |
教科書・参考書等 | 教科書:森下・佐々井 共著 『増補・道徳教育の研究』 (明星大学出版部) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | とくになし。 |
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