科目名 | 教育哲学 |
担当者 | 佐々井利夫 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 選択必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 「子どもの視点で教育を考える」を年間のテーマとする。 通常、教育は「教える」という観点から論じられる。この観点から目的、内容、方法などが考察される。換言すれば、大人の立場から教育が考えられている。そういう教育が子どもにとって適切であれば、そして諸々の教育的場面におけるひとりひとりの子どもが幸福であれば、なにも問題はない。しかし、現在の教育的状況はあまりに多くの問題を抱えているといえるであろう。ここで視点を変えて、目的、内容、方法が向けられている、教育の対象としての子どもの立場から教育を考えると、現状はどのようにみえてくるであろうか。 上述のテーマはこのような問題意識をもって設定されている。具体的には以下のような展開をしたい。 1) 子どもの視点で教育を考えた思想家の先駆者として知られるルソーを中心に、ロック、ペスタロッチ、フレーベルの考え方を検討する。教育哲学の入門といった内容にしたい。 2) 学校で「子ども中心」の教育を貫ぬいたデューイを中心にヘルバルト、デュルケム、ボルノーの考え方を検討する。教育哲学の応用編(その I)といった内容にしたい。 3) 子ども観の歴史をとりあげる。西欧における子ども観の歴史 |
評価方法 | 前期、後期の二回の試験による。 |
教科書・参考書等 | 教科書はなし。参考書はその都度指示する。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 出席はとらない。 |
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