科目名 | 社会学研究 II |
担当者 | 渡戸 一郎 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 3年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 年間テーマ:グローバリゼーションと都市社会の変容 2001年9月に起きた米国の同時多発テロは今日の世界のグローバルな構造がどのようなものかを照らし出した。シカゴ大学の社会学者S.サッセン教授はそれを、グローバルな市場主義の浸透に対する、貧困にあえぐ「世界の南」からの最終手段による警告であるとして、「世界の南」からの声を「世界の北」が理解する努力が急務であると強調した(インターネット上のエッセイ「先進諸国が目を背けることのできない実状」)。 いったい私たちが住む今日の世界の構造は、この間にどのように変化してきたのだろうか。冷戦体制崩壊を契機として1990年代以降、グローバリゼーションについてさまざまな議論が展開されてきたが、経済のみならず、政治、社会、文化にも広範な変化をもたらしつつあるこのグローバリゼーションとは何かを歴史的に、そしてまさに世界的な視野をもって把握することが、私たちに求められている。また、移民・難民などのグローバルな人の移動(global migration)が活発化する中で、従来の国民国家のあり方が問い直されてきているが、そうした「越境する人々」が提起している社会的意味をどのように受けとめていくかについて考察 |
評価方法 | ゼミにおける報告内容と議論の活発度、及び年数回のレポートによる。 |
教科書・参考書等 | 教科書:梶田孝道編著『国際化とアイデンティティ』ミネルヴァ書房、3,500円 参考書:講義の中で随時指示する。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |
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