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| 科目名 | 社会学研究 I |
| 担当者 | 渡邊 益男 |
| 単位数 | ４単位 |
| 配当年次 | ２年 |
| 科目区分 | 必修 |
| 実地学期 | 通年 |
| 授業形態 | 講義 |
| 講義概要 | 第一に、見田宗介に学び、〈知と感受性と魂の深さ〉をもって現代社会の「構造」を捉えかえし、「本当に〈自由な世界〉の実現に向かう世紀に接続する仕事」としての社会学研究に向けて、橋爪大三郎『はじめての構造主義』(講談社現代新書,1988)を既に読んでいることを前提として、「反省の社会学」ならびに「再帰的近代化」に関係したいくつかのテクストを使用しながら、社会科学ならびに社会学の基礎的研究を行う。 第二に、福祉の営みも、そのような「仕事」の一環に組み込まれうるものとなるためには、現実に展開されている様々な福祉の専門領域（とくに、障害者福祉、老人福祉、地域福祉等）の実態を把握するとともに、現代社会の全般的な動向との関係で、原理的に福祉とは何か、福祉はいかなる役割を果たすべきかを、あくまでも〈人間〉に即して捉えかえしながら追究されなくてはならない。そのための基本的な考え方を学ぶために、最近、社会学の領域で進められている「福祉の社会学的研究」の中から、いくつかのテクストを選んで解読し、討論していく。 以上に基づいて、改めて各人が研究テーマを設定し、討論を通じて、相互に検討し合いながら、関心を深めるとともに、福祉への社会学 |
| 評価方法 | ゼミの平常点とレポートによる。 |
| 教科書・参考書等 | 参考書：渡邊益男著 『生活の構造的把握の理論』 （川島書店）1996年 ：ﾋﾟｴｰﾙ・ﾌﾞﾙﾃﾞｭｰ著、加藤晴久訳『ﾋﾟｴｰﾙ・ﾌﾞﾙﾃﾞｭｰ』 藤原書店 1990年 ：安田尚著 『ﾌﾞﾙﾃﾞｭｰ社会学を読む』 青木書店 1998年 ：ﾋﾟｴｰﾙ･ﾌﾞﾙﾃﾞｭｰ著、加藤晴久訳『市場独裁主義批判』 藤原書店 2000年 ：A.ギデンズ著、松尾精文・小幡正敏訳 『近代とはいかなる時代か？』 而立書房 1993年 ：U.ﾍﾞｯｸ,A.ｷﾞﾃﾞﾝｽﾞ,S.ﾗｯｼｭ著、松尾精文・小幡正敏・叶堂隆三訳『再帰的近代 化』 而立書房 1997年 ：A.ｷﾞﾃﾞﾝｽﾞ著、佐和隆光訳『第三の道』 日本経済新聞社 1999年 ：A.ｷﾞﾃﾞﾝｽﾞ著、松尾精文訳『ｷﾞﾃﾞﾝｽﾞとの対話』 而立書房 2001年 ：A.ｷﾞﾃﾞﾝｽﾞ著、佐和隆光訳『暴走する世界』 ダイヤモンド社 2001年 ：袖井孝子・高橋紘士・平岡公一編集『ﾘｰﾃﾞｨﾝｸﾞｽ 日本の社会学 15 福祉と医療』 東京大学出版会 1997年 ：青井和夫・高橋徹・庄司興吉編 『福祉社会の家族と共同意識−２１世紀の市 民社会と共同性：実践への指針−』 梓出版社 1998年 |
| その他（履修条件、 履修上の注意事項） |