科目名 | 自然科学論B |
担当者 | 須崎祐吉・山中一由・上田豊甫・合田一夫・吉澤秀二・清宮義博 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 1年 |
科目区分 | 総合文化 2類 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 人間に備わった肉眼では見ることのできないミクロの世界を覗いて見たいと言う人類の好奇心を満たしてくれる顕微鏡。その頂点に立つ電子顕微鏡は、電子機器の発達に伴って高性能化を続け、今や物質を構成する原子・分子の超微細な構造までも直接教えてくれるまでになっている。この様にミクロの世界が見えてきたことで、現代の科学技術の目覚ましい発達の原動力の一つであることは、疑う余地のないところである。 ミクロの世界を開く電子顕微鏡では身近な物質を題材に、人間の目より1億倍もの分解能(物を見分ける力)を持つ走査型電子顕微鏡で観察した結果を基にわかりやすく解説する。例えば、花の花粉は一粒の大きさが30ミクロン程度であることから、肉眼では形状はおろか表面の模様など見分けることはできない。しかし、電子顕微鏡によって写し出される花粉表面のミクロの世界が織り成す造型美は、その精密さに小宇宙を見ているような錯覚にすら陥る。講義では、そこに科学的解説を加えながらわかりやすく進められる。また、直径0.1〜0.2ミリ程度しかない髪の毛の表面に見られるキューティクルの乱れで喧嘩した日(極度なストレスがかかった日)が解明できることや血液中を流れる赤血球の形状を |
評価方法 | 各テーマごとに出題されるレポートと講義への出席の総合評価で行う。なお、詳細は講義の中で説明する。 |
教科書・参考書等 | この講義では特に教科書は指定しないが、必要に応じてテーマによっては講義の中でプリントを配布することが考えられている。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |