科目名 | 電算機化学 II |
担当者 | 上田 豊甫・大江 親臣・渡邉 幸夫 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 3年 |
科目区分 | 選択 |
実地学期 | 後期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 量子化学により反応路解析を行うために、分子軌道計算ソフト「Win MOPAC」を使う。ディールスアルダー反応や、水素添加反応、縮合反応、置換反応等を行い、反応座標とポテンシャルエネルギーの変化を計算する。反応座標の推定においては、とくに正しい遷移状態の構造に到達することが肝要である。反応分子のフロンティア軌道、HOMO・LUMO軌道の電子分布を調べ、さらに基準振動数が1つだけ虚数となるような反応配置を求める。例えば、相似た一群のの反応試薬に対して活性化エネルギーがどのように変わるか、一つの反応について計算方法とその精度を変えると結果がどのように改善されるかなど、各人の興味に基づいて追求する。約10種類の有名な有機化学反応の素過程について、反応経路を追跡することは、反応の理解を深めるに違いない。 Iで学んだことが身についていない場合には、それらの総復習も丁寧に行う。 |
評価方法 | レポート |
教科書・参考書等 | |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 演習室3、4 電算機化学 Iを履修していること。 |
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