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| 科目名 | 物理化学概論 |
| 担当者 | 上田 豊甫 |
| 単位数 | ２単位 |
| 配当年次 | １年 |
| 科目区分 | 必修 |
| 実地学期 | 前期 |
| 授業形態 | 講義 |
| 講義概要 | 今まで詳しくは化学を学んでこなかった諸君も僅かながらいることを考慮して、まず化学の基礎を説明する。いろいろな物の性質と変化・そしてその働きが我々の日常生活・我々の一生にどのように深くかかわっているかを更めて考える。講義を通して化学への興味、化学的な考え方・把え方を換起したい。物理化学は、化学の基本となっている考え方・理解の仕方を説くものであり、専門化学各分野の基礎事項を正しく理解するための手がかり・大まかなニュアンスを与えるものといえようか。 具体的には、物質粒子の窮極的なあり方、量子論の結果に基づく周期律の理解、電気陰性度や重さ・硬さなど元素の性質の把握、各種化学結合の特性、結晶・液体・気体・液晶など諸状態の把握、極性無極性、酸塩基、酸化還元など対立する概念の理解に努める。さらに反応を推進する力となり、その起こり易さを規定する化学ポテンシャルの考え方を導入し、それに基づいて相平衡・化学平衡を説明する。環境化学の問題も、その基本事項の解説を行う。我々の利用できる有効なエネルギー・エクセルギーや秩序を保持するために必要な負のエントロピー・ネゲトロピーという考えを紹介する。高度な秩序に関する研究として、原子の観 |
| 評価方法 | 期末試験に拠る。出席は随時とり、出席点を素点に追加する。出席は一回当たり２点とする。 年次が上がるにつれて、４・８・１０・・・点とするが、これらは総点が６０点以下にとどまる場合に限る。 |
| 教科書・参考書等 | 教科書：上田 豊甫 著『化学の世界』（共立出版） 参考書：大学教育化学研究会編『学生化学用語辞典 第２版』（共立出版） 上田 豊甫・赤間 美文 著『環境用語事典』（共立出版） |
| その他（履修条件、 履修上の注意事項） |