科目名 | 社会科学概論 |
担当者 | 吉川 紀夫 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 社会科学の領域をどこまでとするかについての定説は必ずしもありませんが、人間一人一人が社会の中で自由を最大限に確保し、宇宙船地球号という空間の中で有意義な人生を過ごす上での考え方やその具体的手段を提供する研究領域が社会科学だと私は 考えています。 理論のための理論に止まることなく、物心両面から人間にとって意味があり社会的臨床性の高い理論のみが社会科学として永遠に生き残っていくはずです。 講義では、社会科学と自然科学の方法論上の差異と限界、歴史の持つ社会科学的意義、社会と人間の関わり合いなどについて、社会科学はこれら問題をこれまでどのように処理し、答えを出してきたかを検証し、これからの社会科学の方向を模索します。 既存学問体系だけにこだわることなく、社会科学の進むべき本来の道筋を学生諸君と 一緒になって考え、詰めていきたいと思っています。
年間の講義計画は以下のとおりです。 (前期) (後期) @社会科学研究の目的と方法論 @市場メカニズムへの新奉と失敗 A歴史の循環的側面と構造変化 A人間のモラルと社会ルール B社会科学と人間の価値観 BIT時代における社会科学の役割 C民主主義的多数決と個人の意思決定 C機械論的思考と生命論的思考 D資本主義と株式会社の論理 D社会科学思想の潮流 E社会組織の一般理論 E学際的研究と社会科学の進むべき方向 |
評価方法 | 定期試験またはリポート提出によりますが、授業中での意見開陳も重視します。 |
教科書・参考書等 | 教科書は未定ですが、参考書は授業の際に紹介します。 |
その他(履修条件、履修上の注意事項) | 特にありませんが、自らの意見を積極的に発言することを期待しています。 |