科目名 | 特別活動研究 |
担当者 | 鯨井 俊彦 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 必修(小学校) |
実地学期 | 後期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 特別活動は各教科,道徳とともに小・中・高等学校の教育課程(教育内容)の一領域を占めていますが,21世紀に生きる人間形成をめざす我が国の学校教育においても非常に重視されています。しかし,今回改訂された新学習指導要領では時間数が削減されることになりますので,このことによって特別活動を今後どう進めていくべきか,が改めて議論されなければならないことになります。この点も踏まえて扱うことにします。ところで,特別活動というカリキュラムが日本に初めて現れたのは,昭和22年の「学習指導要領」(この時は自由研究とか教科以外の活動となっていました)からですが,この時には戦後民主主義への熱い期待がこめられての誕生でした。その後,名称も特別活動となって,現在でも特別活動は「ゆとりある」「豊かな心」を育てる旗手として脚光を浴びているといえるかも知れません。 つまり,特別活動は人間形成上重要な教育活動として,学校の教育課程の中で大きな比重を占めているということです。このことを踏まえて,ここでは,特別活動の基本的性格とは何かを中心に学級や学校で展開されるすべての特別活動の再検討につながるようにすすめていきたい。これから教師になろうとする人は大学でこの講義を必ず受講しなくてはならないことになるわけですが,ここでは,皆さんが学級担任教師になったとき,特別活動をどういう形で自らの学級の指導・運営に直結させていけるかを考えていける材料を提供したいと思っています。ですから皆さんは,特別活動を各教科や道徳などとはちがった教育的意義をもつものとして,その実践的な理論と技術を少しでも学ぶように心がけてほしいと思います。 |
評価方法 | 原則として出席点や試験等の総合点で評価する。 |
教科書・参考書等 | 授業時に指示します。 |
その他(履修条件、履修上の注意事項) | 教員免許状(小学校)取得希望者 中学校・高等学校の教員免許取得希望者はもう一つの特別活動研究を履修して下さい。 |
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