科目名 | 教育心理学 |
担当者 | 吉川 成司 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 必修(中等共通) |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 教育心理学は心理学の教育への応用にとどまるものではない。教育心理学とは、本来、現実的・具体的な教育の営みを統一的に捉え、教育実践の深化と積極的な教育観の追究をめざすものであろう。受講者一人ひとりの教育観生成の契機となることを念願している。 主として、人格形成を目的とする学校教育の学習指導と生徒指導を念頭に置き、内容としては、以下のような領域を計画している。
@発達の理論と諸相 発達の諸理論をふまえ、誕生から青年期までを焦点として生涯発達の諸段階の特徴 について講述する。学校教育をはじめ、発達に関わる要因や支援のあり方について幅 広く考えてみたい。 A学習の理論と方法 学習、動機づけに関する諸理論をふまえ、学習とその指導のあり方について講述す る。行動、認知、構成、状況など、さまざまな視点に立つ学習理論から学習と学習指 導のあり方について考えてみたい。 B教育評価の理論と方法 情報の収集と活用としての教育評価について講述する。日常的な学習指導・生徒指 導から進学などの進路指導まで教育活動全体における評価の役割や課題について考え てみたい。 C児童・生徒の理解と指導 児童・生徒を理解することの意義や観点とともに、学級集団における人間関係と集 団過程、カウンセリング・マインドについて講述する。問題行動等との関係で人格と 適応についても考えてみたい。 |
評価方法 | 主に試験の結果によって評価する。 |
教科書・参考書等 | 教科書:内田照彦・増田公男(編著) 『要説 発達・学習・教育臨床の心理学』北大路書房 参考書:西平直喜・吉川成司(編著) 『自分さがしの青年心理学』北大路書房 |
その他(履修条件、履修上の注意事項) | 授業時に小テスト、小レポートを実施する場合がある。 |