科目名心理統計 I
担当者土田 昌司
単位数4単位
配当年次1年
科目区分必修
実地学期通年
授業形態講義
講義概要心理学で「統計」と驚かれる方がいるかもしれません。しかし、心理学の仮説や理論は、実験や調査、観察を通して得られたデータを数値として客観的に分析して示さなければ、証明されたとは認められません。そのため、心理学では「統計」が重要で基礎的な知識として必要になります。
 授業は、講義と実習の両方を通して行います。講義では、心理学で統計を用いる意味からはじめ、心理統計で用いる数学の知識の復習、平均値など得られたデータの一般的傾向を示す記述統計、得られたデータから推測して統計的な違いを示す推測統計を学びます。実習では、SPSSという統計ソフトを用いて、講義で学習した内容を復習しながら、その操作法や結果の見方を学習します。
 今日では、統計ソフトを用いれば簡単に統計結果を得ることができます。しかし、どのようにその統計が行われているのかがまったくわからなければ、間違った統計を用いてしまったり、間違った解釈をしてしまいます。このような間違えをしないためには、「どんなデータにどんな統計を用いるのか」のみではなく、用いる統計の仕組みをある程度理解しておく必要があります。本授業は、このような考えにもとづいて進めていきたいと思っています。
評価方法試験を中心に、補助的にレポートによって評価します。
 出席点はあまり重視しません。
教科書・参考書等教科書:『心理・教育のための統計法〈第2版〉』 1998 山内光哉 サイエンス社
 参考書:授業の中で指示します。
 その他:関数電卓を購入していただきたい(初回の授業で指示します)。
その他(履修条件、履修上の注意事項)わからないときは、わからないと言ってください。


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