科目名外国事情A(英米事情:イギリス)
担当者平井 正樹
単位数4単位
配当年次1年
科目区分総合文化 1類
実地学期通年
授業形態講義
講義概要本講の目的は、現代イギリスを理解する上で必要な社会、政治、経済、宗教、教育、芸術などの様々な分野の基礎的知識を身につけることにある。そのためには、先ず歴史と伝統を誇るイギリスであるがゆえに、それらが成り立ってきた歴史的背景を知り、それらが今日どのような問題に直面し、どのように解決しつつあるのかを考察しなければならない。こうした観点から、英文教科書を精読しながら、議会制民主主義の伝統や福祉制度、北アイルランド問題、階級社会の問題、さらには教育改革等々に焦点をあて、日本との比較において今日のイギリスの諸相を明らかにしたい。
なお、授業は次の順序で行う予定である。

1回:序論 今なぜイギリスなのか?     16回:イギリスと世界−英連邦
2回:イギリスの正式国家名称の意味     17回:イギリスの教育の特質
3回:多言語多民族国家としてのイギリス   18回:初等・中等教育
4回:イギリス各民族成立の経緯       19回:高等教育(イギリスの大学)
5回:北アイルランド問題          20回:ジェントルマン教育
6回:英文教科書第2章の精読         21回:英文教科書第8章の精読
7回:イギリスの国家体制          22回:雇用問題
8回:イギリスの行政・立法・司法      23回:イギリスの家庭
9回:議会@貴族院             24回:消費生活
10回:〃 A庶民院             25回:イギリスの住居
11回:イギリスの王室            26回:イギリスの社会保障制度
12回:英文教科書第3章の精読        27回:レジャー
13回:イギリスの法律            28回:多様なイギリス観
14回:イギリスの政党政治          29回:英文教科書第18章の精読
15回: (前期試験)             30回: (後期試験)
評価方法原則として前期・後期の2回の定期試験の成績によるが、出席点を加え、総合評価する。
但し、出席状況が著しく悪い場合は、評価しない。
教科書・参考書等教科書:Paul Harvey & Rhodrie Jones, Britain Explored (英潮社)
参考書:木内信敬監修『総合研究イギリス』(実教出版社)、その他。
その他(履修条件、履修上の注意事項)教職課程における教科科目でもあるので、教職資格を希望する学生は、基本的知識を予習するなど、積極的に勉強してほしい。


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