科目名 | 国際関係論B |
担当者 | 毛利 聡子 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 総合文化 2類 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | テーマ:地球環境政治
地球環境問題は、今や国際政治とリンクし、安全保障、国際経済とならぶ大きな問題として扱われるようになった。1992年に開催された国連環境開発会議(地球サミット)以降、地球環境問題への国際的関心は高まり、2002年には「地球サミット+10」が南アフリカで開催される。 本講義では、地球環境問題を国際関係における一つの重要な課題として取り上げ、国内・国外政策および多様なアクター(国家、国際機関、多国籍企業、NGO)の視点から分析する。具体的には、10の地球環境問題(酸性雨、オゾン層、捕鯨、象牙の取引、有害廃棄物、南極、温暖化、生物多様性、砂漠化、熱帯林)に関する環境レジームの形成・発展過程を検証する。 受講する学生は、関心のある環境問題を選び発表をする。その際、教科書をベースにインターネットや他の文献にあたり必要な情報を収集することになるが、これは非常に大切な作業となるので是非、習得してもらいたい。自分の担当する問題だけでなく、他の学生が発表する問題についても積極的に議論に参加することが期待される。21世紀の地球環境を保全するために皆さんの世代に何ができるのか、一緒に考えていきたい。 |
評価方法 | 発表(グループまたは個人)と筆記試験。これに授業への参加度、小レポートを加味。 |
教科書・参考書等 | 教科書:ガレス・ポーター、ジャネット・W.・ブラウン『入門地球環境政治』有斐閣、1998年、2600円(必ず購入すること) 参考書:ワールドウォッチ『地球白書』ダイヤモンド社(各年) その他、講義のなかで適宜、紹介する。 |
その他(履修条件、履修上の注意事項) | 国際関係論Aを履修していることが望ましい。 |