科目名 | 熱工学 II |
担当者 | 濱口 和洋 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 4年 |
科目区分 | 選択 |
実地学期 | 後期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 現状の日常生活における豊かさの維持は,環境問題に大きな影響を与えている。特に,身近にあり豊かさの象徴でもある空調機器や冷凍機の影響が大きい。また,これらの機器に必要とされる冷媒の環境への影響も問題視されている。一方では,今後益々超伝導応用技術の発展が期待され,この分野で必要になる極低温冷凍機の理解も必要である。したがって,ここでは,空調や冷凍の基本原理,冷凍機の種類,冷媒そしてシステム,冷凍の利用技術等の機械技術者に要求される冷凍空調技術について講義する。 その講義内容は次の通りである。 1.空気調和の基礎:空気調和の目的,負荷計算 2.空気調和方式(1):暖房方式,冷房方式, 加湿及び減湿方式 3.空気調和方式(2):ヒートポンプ,冷却塔,GHP 4.冷凍サイクルの基礎:サイクルの概要,種類と特徴 5.蒸気圧縮式冷凍機(1):冷凍能力,基本構成,各サイクルと特徴 6.蒸気圧縮式冷凍機(2): 冷媒とブラインの種類と特徴 7.蒸気圧縮式冷凍機(3): 冷凍負荷計算方法 8.吸収式冷凍機: 基本構成,作動原理,熱収支 9.ターボ冷凍機: 基本構成,サイクルの概要 10.低温利用技術:食品貯蔵,氷蓄熱,気体の液化,超伝導等 11.極低温冷凍機(1):サイクルの種類と特徴,極低温の熱力学 12.極低温冷凍機(2):各種冷凍機の原理と構成 13.極低温冷凍機(3):応用システム |
評価方法 | 演習及び試験結果に基づいて評価する。 |
教科書・参考書等 | 教科書:関 信弘 編『冷凍空調工学』 (森北出版) |
その他(履修条件、履修上の注意事項) | 基礎熱力学T・U,工業熱力学演習T・U,熱工学Tを履修していることが望ましい。 |
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