科目名ゼミナール I
担当者山口 信行
単位数1単位
配当年次3年
科目区分必修
実地学期前期
授業形態演習
講義概要このゼミでは学生諸君が「流れ」を直接感じ、観察し、測定し、結果を考察し、レポートできるようになることを目指している。これにより、現象の本質を考え、追及する心と技、そして知識を身につけて欲しいからである。
 このため主として比較的単純な実験を繰り返し行い、それについて考えることを行なっている。基本的には、予備的な授業、実験、レポート、報告と議論、補足講義という組み合わせで実施する。実施内容は毎年異なっているが、主に次のようなものである。

 1.風洞吹き出し口からの噴流の流速分布測定
  (狙い:ピトー管による流速測定法と速度の   算出法を身に付ける。噴流の速度分布とそ   の変化を理解する。)
 2.物体の抗力の測定
  (狙い:風洞を用いて、噴流中に置かれた物   体の流体抗力の測定を行なう。断面形状(平   板、円形、正方形、菱形、楕円型、等)の   影響と抗力の原因・・・摩擦抗力と圧力抗   力・・・を理解する。)
 3.ピンポン玉とゴルフ球の抗力の測定とその  相違の原因の考察
  (狙い:どちらが抗力が大きいか予想しなが   ら測定を行い、結果と対比し、原因を考え   る。表面境界層の違い(層流、乱流)によ   る圧力抗力の変化を理解する。)
 4.PET風車コンテスト
  (夏休みの課題ーゼミ生全員参加)
  (狙い:ペットボトルを素材にして風車を製   作し、出力を競う。)
 5.その他トピックス
評価方法出席と実験への参加および提出レポートにより行なう。
 PET風車コンテストの参加と工夫の程度も加味する。
教科書・参考書等参考書:「流れ学TおよびU」、「流体工学演習     TおよびU」の教科書
その他(履修条件、履修上の注意事項)「流体工学演習TおよびU」を受講することが望ましい。


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