科目名素粒子物理学
担当者佐久山博史
単位数2単位
配当年次3年
科目区分選択
実地学期前期
授業形態講義
講義概要素粒子とは何だろうか。素粒子という言葉は
1930年代に基本的な粒子という意味で電子、陽子、中性子等を素粒子と呼ぶようになった。しかし陽子や中性子は現在ではクォ−クと呼ばれるより基本的な粒子から構成された複合粒子だと考えられている。 この講義では広い意味での素粒子の基礎的なことがらについて学習する。

 1.素粒子の定義
素粒子の生成と消滅、クライン−ゴルドン方程式
 2.素粒子の分類
レプトン、ハドロン(バリオン、メソン、ハイペロン)、ゲージ粒子
 3.素粒子の性質
質量、電荷、スピン、崩壊、質量不変の法則、ディラク方程式
 4.素粒子の検出
運動量と電荷、荷電粒子の質量、チェレンコフ放射、衝突断面積、ファイマン図、エネルギーの単位
 5.クォ−ク模型
カラー、フレーバー、グルーオン、クォーク・レプトンの対称性、漸近的自由性
 6.相対論的力学
ローレンツ変換方程式、ローレンツ不変量
 7.素粒子と素粒子の弾性衝突および非弾性衝突
新粒子の生成
評価方法試験による
教科書・参考書等参考書:原康夫著 『素粒子』(朝倉書店)
その他(履修条件、履修上の注意事項) 


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