科目名原子物理学 II
担当者長田 哲夫
単位数2単位
配当年次3年
科目区分選択
実地学期後期
授業形態講義
講義概要本講義では原子物理学のいろいろな分野への応用について講義する。原子物理学の知識がどういう分野でどんなかたちで役だっているかを調べると、実に多岐にわたることがわかる。これらの中から選んだ以下の話題を中心に進める。

1章 分子スペクトルと分子構造
(1)分子スペクトルは原子スペクトルとどう違うか。
(2)原子と原子を結びつけるものは何か。
2章 原子分子物理学の応用
(3)原子、分子スペクトルはどうやって観測するか。
(4)電離層やオーロラはどうして生じるか。
(5)X線はどうやって発生するか。またどのように役だっているか。
(6)太陽、恒星、惑星、星雲などのスペクトルから何がわかるか。
(7)レーザーはどういう原理で働くか。またどのように役だっているか。
(8)核融合の研究において、原子物理学の知識がどのように役だっているか。
評価方法中間で出すレポート課題、および期末テストの成績で評価する。
教科書・参考書等参考書:Molecular Spectra and Molecular Structure I. Spectra of Diatomic Molecules ed. by G. Herzberg (Van Nostrand Reinhold Ltd., New York, 1950) ; Atomic and Molecular Spectroscopy ed. by S. Svanberg (Springer Verlag, Berlin, 1992) ; Atomospheric Physics and Chemistry ed. by H. S. W. Massey and D. R. Bates (Academic Press, New York, 1982)
その他(履修条件、履修上の注意事項)本講義は力学、電磁気学、微分方程式、量子力学(または量子化学)の基礎を既に学んでいることを前提としているので、3年次生以上の履修が望ましい。


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