科目名量子力学 I
担当者関根 克彦
単位数2単位
配当年次2年
科目区分必修
実地学期前期
授業形態講義
講義概要プランクの定数hの発見によって、量子論の歴史が始まったといわれている。しかし原子に関係があるミクロの現象のなかにも、プランクの定数を用いないで説明のできるものがある。その1つは原子のゼ−マン効果で、これによって分ったことは、原子の内部にあって光を出しているのは陰極線の粒子と同じ“電子”である、ということだった。量子力学Tでは、このことを中心に勉強する。

 1.電磁場と電子の相互作用
  1.1 電磁場のなかの電子の運動
  1.2 ミリカンの油滴の実験
  1.3 ラ−マ−の定理
  1.4 原子の振動子モデル
  1.5 電子の運動がつくる電磁場
           (とくに電子が出す光)
  1.6 原子の正常ゼ−マン効果
  1.7 エネルギ−の計算

 2.原子の構造
  2.1 電子の存在
  2.2 電子の個数
  2.3 原子核の存在
評価方法期末試験による。
教科書・参考書等教科書:関根克彦著『量子力学(1)』
                (産業図書)
その他(履修条件、履修上の注意事項)試験や点数のことは心配せずに毎回の授業内容を“理解”することに全力をあげてほしい。


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