科目名 | フランス語 |
担当者 | 専任教員 非常勤講師
片山 文保 海老沢英行 高橋千夏子 林 伸一郎 上坪 京子 能登 省二 小幡 一雄 原山 重信 数藤 征枝 柳沢 淑枝 |
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実地学期 | |
授業形態 | |
講義概要 | フランスというと、「芸術の国」「文化国家」「おしゃれの国」といったイメージが強い。たとえば文学ではモリエール、ラシーヌ、コルネーユといった三大古典派劇作家をはじめ、バルザック、ユゴー、フロベール、ゾラ、モーパッサンといった比較的古いところから、20世紀に入ってからもジッド、プルースト、モーロワ、コクトー、サルトル、カミュに至るまで百科繚乱の観がある。また音楽でも、『幻想交響曲』のベルリオーズをはじめ、グノー、ビゼー、マスネ、ドビュッシー、ラヴェル、オネゲル、メシアンと、世界の最高峰を行く作曲家が輩出している。一方、美術の世界ではフランスは文字通り世界一の座を占めており、19世紀以降だけをとってみても、モネ、ピサロ、シスレー、スーラ、ゴーガン、セザンヌ、ルノワール、ロートレック、マチス、ピカソ、デュフィ、ヴラマンクといった画家だけでなく、ロダン、マヨール、ジャコメッティら彫刻家にも優れた人材がおり、質量ともに他の追随を許さないものがある。以上、伝統的な芸術部門のほかに、20世紀に入ってから目立つのが「映画」「モード」の両部門である。そのうち映画では、世界初の商業映画上映に成功したリュミエール兄弟は別格としても、監督では、ジャン・ルノワール、ルネ・クレール、ジャック・フェーデ、ジュリアン・デュヴィヴィエ、マルセル・カルネ、ルネ・クレマンらの巨匠がキラ星のごとくいるほか、俳優でもジャン・ギャバン、ルイ・ジューヴェ、アラン・ドロンといった名優の名に恥じない人材が無数にいる。もう一つ、モードの世界でもフランスは独壇場である。世界の流行をリードする「パリ・モード」を代表するデザイナーは雲霞のごとく群がっており、そのうちのおもなブランドとしては、ランヴァン、シャネル、バルマン、ディオール、カルダン、ジヴァンシー、サン・ローランなど枚挙にいとまがない。 フランス語を学ぶことは、こうした香り高い文化に接することを意味する。大学で学ぶフランス語は、かつては学問研究のために欠かせないものだったのが、いまでは完全に趣味の言語になってしまった。そんな状況の中で本学のフランス語の授業も、堅苦しいことは言わず、「楽しく、おもしろく」 をモットーに、学生諸君をできるだけフランス文化に接することができるよう配慮していきたい。 学生諸君は、美しく香り高い“フランス文化の園”に遊ぶつもりでフランス語を履修してくれればいいと思っている。 |
評価方法 | |
教科書・参考書等 | それぞれ御担当の先生方が、クラス毎に指定なさいます。 |
その他(履修条件、履修上の注意事項) | |
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