科目名 | 職業指導 |
担当者 | 田代 羊吉 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 手引参照 |
科目区分 | 社会教育主事 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | この科目名である職業指導という呼称は、現在の学校教育において用いられることは少なく、Career Guidanceの訳語である進路指導が用いられている。この経緯については講義の中で触れる予定であるが、職業指導と進路指導はほぼ同意語と考えておきたい。 受講生の多くが高等学校工業の教員免許状取得を目的としており、加えて社会教育主事の資格取得のための一選択科目として履修する者が予想されるため、できるだけ進路指導の全般についての理解が得られるように講義を進める。 講義の主要なポイントを次の3点におく。 第1に、現行の制度では高等学校工業の教員免許状取得のためには、教職に関する科目(教育実習を含めて)を履修する必要がなく、実質的にはこの科目1科目のみを履修すれば免許状が取得できることから、進路指導に関する内容にとどまらず、生徒指導、特別活動等についての基本的内容を学習する。 第2に、適切な進路指導の前提として理解しておく必要のある、現在の日本の教育事情、産業経済や職業の構造・実態について考察する。 第3に、新学習指導要領が告示された。この講座では新・旧学習指導要領による進路指導について、具体的指導方法を学習する。 講義の主要な項目と予定する内容 T.学校教育と進路指導の基礎 1.中学・高等学校教育 4.進路指導の理論と歴史 2.進路指導に関連する法規 5.教科・生徒指導・道徳・特別活動 3.中学・高等学校における職業教育 との関連 U.日本の産業動向 1.産業・社会構造 3.社会の求める能力・適性 2.雇用と労働の実態 V.学校における進路指導の実際(指導方法を中心に) 1.進路指導体制と進路指導の構造 3.学校外機関における進路指導 2.指導計画から評価まで W.進路指導をめぐる課題 1.総合的学習の時間と進路指導 2.生涯教育としての進路指導 |
評価方法 | 前期と後期別にレポートを提出する。出欠席状況及び、評価対象とすることを明示した課題提出状況を参考に学年末に総合評価する。 |
教科書・参考書等 | 教科書:文部省 中学・高等学校進路指導の手引 『高等学校ホームルーム担任編』 文部省発行予定(2000年版) :『個性を生かす進路指導を目指して』 日本進路指導協会編 (1993年版) (高等学校進路指導資料第2分冊) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 参考資料・ワークシート等のプリント教材を配布するため、就職(実習を含む)活動等による欠席は、可能な限り本人が事前に届出る。無届の場合は欠席となる。 |