| 科目名 | 理科教育法 |
| 担当者 | 佐藤 満彦 |
| 単位数 | 2単位 |
| 配当年次 | 3年 |
| 科目区分 | 必修(中等理科・教職) |
| 実地学期 | 前期 |
| 授業形態 | 講義 |
| 講義概要 | かなりな数の中高生にとって, 理科は数学に次いで, 嫌いな, あるいは苦手な教科の一つだろう。このような生徒から理科に対する関心や興味を引き出した上で, 場合によっては数式を用いて, 自然現象の原理・因果関係・法則などを理解させるのは, たいへん厄介なしごとである。本講義では, 受講者が将来, 中学の理科教師の道を選ぶと想定して, さまざまな角度から, 理科を魅力的なものにする手法について考えて行きたい。主な項目は次の通り。
1 中学校理科の内容 2 理科教育の目的 3 科学的事実・科学的思考 4 知識の源泉と成立 5 理科教育の歴史 @ 欧米における理科教育の理念(主張)の変化 A わが国における理科教育の歴史 6 理科教育の方法 @ 理科教育の特徴 A 実習の進め方
なお, 自然科学(理科)に対する興味がどのような動機から生まれ, 育くまれるか, という設問に答える上で示唆となることを期待して, 講義のさまざまな場面で, 次のような話題をふんだんに挿入する。 A.自然科学の歴史(上記項目4が該当する) B.科学の歴史に名を残した著名な科学者たちの発見や生きざまにまつわるエピソ− ド。 C.日常生活の中で出会う, ごくありふれた現象の科学的意味づけ。 |
| 評価方法 | 希望によりレポ−ト提出とするが,理解度の他に授業への参加状況や授業中の態度・意欲などを十分考慮した上で評価する。 |
| 教科書・参考書等 | 教科書:特に使用しない。配布するプリントが中心。 参考書:講義中に必要に応じて紹介する。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 毎回出欠を調査する。講義中の私語や無断退室は認めない。 |
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