科目名 | 初等教育実習 |
担当者 | 森下 恭光 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 4年 |
科目区分 | 必修(初等共通・教職) |
実地学期 | 前期 |
授業形態 | 実習講義 |
講義概要 | 初等教育機関(幼稚園、小学校)において行なう教育実習を初等教育実習と呼称している。その初等教育実習を行なうにあたり、あらかじめ心得ておくべきことを教育の原理に触れながら講義をする。 そこでとりあげる内容の中心になるのは、次の3点である。 まず、学校としての幼稚園及び小学校は、どのような目的と組織と機能を持つ機関であるのかを、学校の歴史をわが国を中心に論じることによって、また、学校教育法を用いて明らかにする。 次に、そこで行なわれる教育の内容は、どのようなものであるのかを、幼稚園の教育内容についてついては、「幼稚園教育要領」を資料として、具体的に解説する。また、小学校の教育内容については、「学習指導要領」を資料にして、教科ごとに解説して行く。 そして、第3点としては、幼稚園において指導の対象になる幼児について、とくに、その発達段階に即した特質と、それでは説明しきれない個々の特質について、家庭環境との関係に触れながら明らかにする。 小学校において指導の対象になる児童については、発達段階に即した特質を説明した上で、とくに、現代の社会状況や家庭環境によって見えて来ている特異な側面について明らかにする。 これらの3点について講義をした上で、幼稚園教育にたずさわる教師に求められる資質、知識、技術について概括的な話をし、教育実習の意義を最大限に生み出せるよう意欲をかき立てる。 同様に、小学校教育にたずさわる教師に求められる資質、知識、技術についても概括的な話をして、教育実習を実り多いものにするよう指導する。 なお、このような講義の他に、幼稚園又は小学校で行なう4週間にわたる教育実習を含む科目であるため、通常の科目に比べ、講義への出席可能回数が少なく、正味8回程度の出席になることを承知しておいてほしい。つまり、4回以上の欠席はしないようにということになる。 |
評価方法 | 定期試験の成績、出席状況等の平常点、それに教育実習校より報告される実習についての評価の3点を合わせて総合評価する。 |
教科書・参考書等 | 教科書:明星大学教育実習研究会編 『教育実習要項』あるいは『保育実習要項』 (明星大学出版部) 教科書:『実習日誌』(明星大学) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 教育実習の許可を得ている者。 |