科目名 | 経 済 史 |
担当者 | 児島 秀樹 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 総合文化 2類 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 西欧の事例が中心になるが、できるかぎり世界的視野から、経済の歴史について鳥瞰していく。講義はほぼ以下のようなものを対象とするが、一部、変更があるかもしれない。講義ノートはWEB Page(ホームページ)で公開しているので、それを参考にしてほしい。
1 経済史で学ぶもの: 「経済」の視点からの対象の認識と認識の対象のずれ 2 交換は贈与から?: 商品交換の基礎に贈与があるのか? 3 市場での交換 : 沈黙交易から市場(いちば)まで 4 金銀、貨幣 : 古代から中世の鋳貨の話 5 古代の奴隷制 : 強制労働としての奴隷制 6 農業・荘園制 : 中世農業を動かす領主制 7 農業・共同体 : 農民と農業生産の場(日々の生活) 8 道のはじまり : 物流を円滑にするための道か軍用道路か 9 手工業組織 : 中世の商品生産を担うギルド制 10 都市と城 : 防衛施設としての都市の役割 11 商人組織 : カーリミー商人やハンザ同盟など 12 信用貨幣の登場 : 為替や保険から始まる信用貨幣 13 環境問題の農業史: 略奪農法の盛衰 14 エネルギーと工業: 自然の人間化と技術の発展 15 身分からの解放 : 保護された奉公から自由な労働と社会福祉へ 16 産業の自由 : 工業を組織する各種の方式:前貸問屋、株式会社など 17 海外貿易 : 大航海時代から世界の一体化へ 18 時間の歴史 : 機械的時間の成立過程 19 交通基盤 : 近代の道路行政、運河・鉄道建設 20 商業会社 : 香辛料の東インド会社と砂糖の王立アフリカ会社 21 金融取引 : 国王の借金から始まる中央銀行制度 22 世界市場 : 重商主義と自由貿易の時代 23 帝国主義時代 : 植民地と植民帝国 24 ビッグ・ビジネス: 財閥・財団、企業組織 25 国家と地域社会 : 国家の統制と地域社会の自由 |
評価方法 | |
教科書・参考書等 | |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |
|