科目名 | 社会政策 |
担当者 | 須山 光一 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 3年 |
科目区分 | 選択必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | いうまでもなく人間の生活にとって本来不可欠な「労働」という行為は、より正確には人間がもつ労働能力の消費行動である。しかるに我々の暮らす資本主義社会は、そうした労働能力を「商品」化していることに本質的特徴をもつ。したがって、労働能力という商品の(再)生産・流通・消費をめぐって生じる種々様々な問題は、資本主義社会の根幹にかかわる重大な問題となる。こうした基本的社会問題への国家の対策を、通常、社会政策とよぶ。 経済・社会が大きな転換期を迎える中で、わが国でも労働に関する制約や慣行が見直されている昨今、社会政策の何たるかを尋ねることは有意義なことであろう。 本講義では、社会政策の今日に至る複雑な発展過程を、社会政策学の母国ともいうべきドイツを中心にして、思想もしくは理論と制度的現実との両面からたどるなかで、社会政策の本質の何たるかを考えていきたい。 |
評価方法 | 原則として、学期末の2度の定期試験の結果による。 |
教科書・参考書等 | 大河内一男著『社会政策(総論)』(有斐閣)・西村豁通/荒又重雄編『新社会政策を学ぶ』(有斐閣)を基本参考図書とするが、教科書は特に使わないので、ノートをしっかり取ること。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 本科目は、4年次配当の労働経済論T・Uと補完関係にある。あわせて履修することが、勧められる。 |