科目名 | 社会科学概論 |
担当者 | 舩津 好明 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 情報伝播に関する社会心理を学びます。人間社会を、個人、家族等の小集団、組織等の中集団、社会等の大集団に区分けし、それら同士及び相互の間の情報の流れの構図と、情報がその構成員である個人に与える影響を、情報の内容及び情報の実と虚の両面を通して学びます。実社会での実例やモデルを多く取り入れます。虚の情報への対応の問題に少なからぬウエイトを置きます。日常の情報の授受と対応の姿勢が人格形成に大きな影響をもつと共に、情報への対応の適切さは、情報の内容に関する知識の深さに関係していることを学びます。 学ぶトッピクは概ね次の通りです。 1.うわさ、ゴシップ、風説、風評、流言、飛語、デマ、虚言とはどういうものか。 2.情報の発信源と内容の真偽。 3.情報を正しく伝える方法。 4.人には野生と理性がある。 5.人はなぜ人を騙そうとするのか。 6.嘘の種類:善意の嘘、悪意の嘘、許される嘘、許されない嘘。 7.気配りと御節介。 8.笑いの材料今と昔。 9.個人も集団も情報への対処に関して、幼児から成人に至るに似た成長過程がある。 10.情報の流れの中の自己の位置を認識する。 11.うわさのイメージに関する古典の事例。 12.うわさの研究事例。 13.うわさの公式。 14.うわさの衰退と消滅。 15.ゴシップとおしゃべり 16.悪口を楽しむ心理。 17.悪意行使のメカニズム。 18.マスコミよる情報伝達と口コミの乗数的波及 19.電子メディアによる情報や郵便的情報の授受と今後の問題。 20.社会人の先進度と誠実さの関係。 |
評価方法 | レポート課題及び出席状況により評価します。 |
教科書・参考書等 | サイエンス社 川上善郎著『うわさが走る(情報伝播の社会心理)』を参考書とします。参考書以外のトピックもあるので、ノートをしっかり取って下さい。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 試験には、教科書、ノート等の持ち込みを認めます。 |
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