科目名 | 社会科学概論 |
担当者 | 佐藤 正市 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 本講義では、前期において、「経済学的なものの見方・考え方」を養う上で必要となる 基礎的事項(経済用語、経済数学、経済統計など)について、できるだけ時事的な経済問 題を取り上げて解説しながら、経済事象の背景とその本質を理解することの「意味合い」な いし「意義」を経済学の学問体系との関連において捉えるための基本的な視座ないし考え 方について検討・議論する。したがって、ここでは、経済学が現代経済社会の抱える問題 解明にとって有効なツールであることを確認・検証することに力点が置かれることになる。 後期では、社会科学としての経済学の位置付けについて、また、マクロ経済学とミクロ 経済学の分析上のフレームワークについてより体系的に解説した上で、経済学の今日的課 題について考察する。さらに、経済動態と経済学の発展・進化の歴史に言及する中で、社 会科学としての経済学の有効性と限界について批判的に考察するための論点を提起したい。 尚、本講義では、現代経済社会の抱える諸問題をできるだけ広範囲にわたって議論する ことにより、現代経済社会の歴史的・構造的特質を解明するための方法論ないし分析的枠 組みについても可能な限り言及する予定である。 |
評価方法 | 前期試験40%、後期試験40%、平常点20%(平常点は、出席と提出物とにより 評価する) |
教科書・参考書等 | 教科書:岩田規久男 著『経済学を学』(ちくま新書、1998年) 参考書:授業の進行状況に合わせて、その都度指示します。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 毎日、新聞の経済記事には必ず目を通すよう、心掛けていただきたい。
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