科目名 | 心理学実験U |
担当者 | 大石 幸二 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 3年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 実験 |
講義概要 | 授業では、臨床研究を行ううえで必要なデータ収集法である行動観察法について学び、具体的な行動観察資料の整理を行う。年間を通じて取り扱いたい内容は、以下のとおり。
1.研究テーマの設定とキーワードの選定 2.文献収集の方法と先行研究展望の作成 3.心理・行動アセスメントの実行 (1)心理学的検査 (2)課題分析と乖離分析 (3)生態学的調査 (4)自発性とプロンプト 4.さまざまな行動観察法の演習 (1)行動描写、時間間隙記録法、時間見本法、事象記録法 (2)ABCチャートと機能査定法 (3)観察次元の測度の選択 (4)観察結果の信頼性の検証 5.単一事例実験計画法について (1)標的行動の選定とその定義 (2)介入条件の比較(ABA, MBD, ATD) (3)視覚的検討法による結果の分析(トレンドとギャップ, 中央分割法, C統計法) (4)社会的妥当性の検証について |
評価方法 | 出席の状況はもとより、以下に示す計3回のレポートにより、評価を行う。 7月中旬: 先行研究20編程度を基にした先行研究概観のレポートの提出を求める。 9月中旬: 実験の「方法」部のレポートの提出を求める。 12月中旬: 実験の「結果」および「考察」部のレポートの提出を求める。 |
教科書・参考書等 | 高木俊一郎・佐久間徹監訳(1984)1事例の実験デザイン. 二瓶社 . (本体価格 \ 2,000) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 行動観察資料の収集は、休日にフィールドに出て行うので、日程を別に確保すること。
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