科目名 | 社会学文献講読 |
担当者 | 渡戸 一郎 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 選択必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | アメリカの新都市社会学者・ゴットディナー(M.Gottdiener)教授による都市社会学テキスト、The New Urban Sociology(1994, McGraw-Hill社)を講読する。 本書(英文)は、現代都市社会の経済的、政治的、文化的考察のバランスのとれた見方を目指している。すなわち、都市と郊外生活をふくむ大都市地域にたいする統合的なパースペクティヴを志向するとともに、大都市生活と建造環境における文化の役割を評価しようとする「社会空間アプローチ(sociospacial approarch)」をとっている点が、本書の特徴であるといえよう。 今年度は、本書のなかから「大都市社会の人びとと生活」に関する章を取り上げ、日本の大都市社会と比較検討しながら、読み進んでいくことにしたい。 講読を予定している章のタイトルは、以下の通り。
第8章 人びと、ライフスタイル、そしてメトロポリス 第9章 近隣、パブリックな環境、そして都市生活の理論 第10章 大都市問題:貧困、人種差別主義、犯罪、住宅、及び財政危機 第11章 地域政治:都市と郊外の自治体政府 なお、前期の初めの数回は、本書における新都市社会学の問題意識と方法について概説し、全体の導入としたい。 都市社会学や現代の都市問題、またアメリカ社会に関心をもつ諸君の積極的な受講を期待している。 |
評価方法 | 出席点と各章ごとのレポートによる。 |
教科書・参考書等 | テキストが高価なため、各章ごとにコピーを配布する。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 毎回、割り当てられた箇所の翻訳をやってもらうが、ワープロかパソコンでレジュメを 作成してもらう。 |
|