科目名 | 社会構造・変動論 |
担当者 | 中田 重厚 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 1年 |
科目区分 | 選択必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 97年度以前に入学した学生は2年次開講選択必修科目 |
講義概要 | 私たち人間はこれまで、よりよい社会をめざして様々な努力を積み重ねてきたと思う。 けれども、そのすべてが向上的であったとは思えない。むしろ、後退しているかにみえ る事態もある。進歩とか退歩(もしくは反進歩)と言う場合、そこには社会のシステム (社会制度、装置)や人間の資質、モノの真価をどのような価値基準で判断するかが問 題となる。階級社会においては、支配する側の立場と支配される側の立場とでは、何が 進歩で何が退歩なのかを判断する価値基準は全く異なってくる。 本年度の講義では、人間労働をとりまく生産管理思想とその技法(テーラリズム、フ ォーディズム、トヨティズム)や労働者保護立法(工場法、8時間労働制、労働基準法 など)を取り上げ、その発生理由を明らかにすることにより、これら管理システムや諸 立法が社会の進歩であるか、反進歩であるかを問うていこうと思う。 |
評価方法 | 前・後期2回の定期試験、他に平常時のペーパー提出数回を評点に加味する。 |
教科書・参考書等 | テキストはなし。参考書は随時指示する。手に入る文献はすべて読まれたい。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |