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科目名社会学研究U
担当者渡邊 益男
単位数4単位
配当年次3年
科目区分必修
実地学期通年
授業形態講義
講義概要第一に、前年度に社会学研究Tで扱ってきた社会学の方法について、共通の認識をさらに広げ深めるために、ポスト構造主義の理論やピエール・ブルデューの反省の社会学の手法について、よりよく理解するとともに、アンソニー・ギデンズ等の「再帰的近代化理論」についても理解することをめざし、これらに関する二、三のテクストを選んで学習を進めていく。
 第二に、福祉問題への社会学的アプローチに本格的に取り組むこととしたい。そのために、『贈与と市場の社会学』(岩波講座、現代社会学、第17巻)、および『福祉社会の家族と共同意識−21世紀の市民社会と共同性:実践への指針−』(梓出版社 1998年)等の中から、いくつかのテクストを選び、それらを通じて追究していく。
 第三に、今日、地域社会において生起している福祉の現実に即しながら、前年度、各人が設定した“とりあえずの関心テーマ”を再吟味し、その上で現代の社会福祉問題への社会学的アプローチの仕方について、相互の討議を通じて検討し合っていく。
評価方法ゼミの平常点とレポートによる。                                          
教科書・参考書等参考書:アンソニー・ギデンズ著、松尾精文・小幡正敏訳『近代とはいかなる時代か?』
     而立書房,1993年 
    :U.ベック・A.ギデンズ・S.ラッシュ著、松尾精文・小幡正敏・吐堂隆三訳『再帰     的近代化』而立書房,1997年
    :『岩波講座 現代社会学第17巻 贈与と市場の社会学』岩波新書,1996年
    :青井和夫・庄司興吉編『福祉社会の家族と共同意識』梓出版社,1998年
    
その他(履修条件、
履修上の注意事項)