科目名 | 社会学研究T |
担当者 | 高島 秀樹 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 研究領域:教育社会学 研究テーマ:地域社会と子どもの社会化 研究内容: かつての地域社会はどのような状況であり、人間はその中でどのように生活し、また一人の人間として形成されてきたのでしようか。そして、そうした状況がどのように変化してきて、今日どのようになっているのでしよう。私の担当する社会学研究では、このような問題関心から出発します。 人は生まれてから後に家族や地域社会などの社会集団の中で生活し、さまざまな体験をする中で、その集団の一員にふさわしい存在に形作られていくが、それが同時より大きな社会の一員にふさわしい存在となることをもたらす。これが「社会化」という営みである。こうした営みの中で、私の担当する社会学研究では、特に地域社会と子どもの社会化に注目する。かつての地域社会はどのような状況であり、、人はその中でどのように生活し、また社会化されていたのだろうか。そして、そうした状況がどのように変化してきて、今日どのような問題が発生しているのだろうか。こうした点を、ゼミ活動を通じて皆で考えていきたい。 こうしたテーマの下で、より具体的には、2年次の社会学研究Tでは、かつての地域社会とそこでの生活、社会化の実態を明らかにすることを主目的として、さらにそれを通じてその中で形成された日本人の社会的特質や、その日本人が形成する社会関係や社会集団の特質、さらに日本社会の基礎的構造や特質についても考えていきたい。 なお、3年次の社会学研究Uでは、第二次世界大戦後、特に1960年代の高度経済成長期以降、日本の地域社会とそこでの社会化の変化を明らかにすることを直接的なテーマとし、それを通じて戦後日本社会の変動と今日の現状を考えていきたいと考えています。 |
評価方法 | 演習科目ですので、定期試験などペーパーテストは実施しません。 教室での発表、討議への参加、発言状況と、時々に課すレポートによって評価します。 |
教科書・参考書等 | 教科書:鳥越晧之『家と村の社会学(増補版)』世界思想社 1994年刊 演習活動の進展にともない他の教科書、参考書も使用する予定です。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 演習科目ですので、単に出席するだけでなく、自ら積極的に発表し、質問し、意見を表明することを求めます。 |