科目名 | 歴史社会研究T「地域史調査・研究法」 |
担当者 | 小林 一岳 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 3年 |
科目区分 | 総合文化 3群 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 歴史の研究は、本来地域のフイ−ルド・ワ−クを基礎として考えていくべきである。地域にある景観・伝承・民俗・地名・石造物・文献・地図絵図等は、それぞれ独自の性格を持つ、それぞれに重要な史資料なのであり、それらを駆使して研究が行われる必要がある。 この演習では、それらの史資料をどのように発見し、読み取り、地域の歴史像を組み立てていくのか、実際に体験することを通じて学んで行きたい。いわば、体験学習的に歴史を学ぶことになる。 対象地域としては、多摩西部の山間地域を予定している。多摩の山間地域は、現在では東京の「周辺」と理解されているが、峠を越える交流によって、本来は甲斐・相模や秩父地域と結びつく、一つの「中心」であった。演習を通して、現在とは異なる、多摩西部地域の特質を明らかにしていくことを目的としたい。 実際には、何回か実施する現地調査実習を中心にして、そのための事前学習を一つの柱とする。それだけではなく、各時代の多摩地域の文献史資料についての読解等も組み入れて、演習を運営する予定である。調査・研究の成果については、参加者で分担して報告を行い、それをもとに簡単な報告書を作成し、評価としたい。 実習中心という本演習の性格上、積極的・自主的な参加姿勢を強く希望する。また、夏休み等に実習を行うので、演習を優先できる学生の参加を希望する。 |
評価方法 | |
教科書・参考書等 | |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |
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