| 科目名 | 言語・文化研究T |
| 担当者 | 池本 和夫 |
| 単位数 | 2単位 |
| 配当年次 | 3年 |
| 科目区分 | 総合文化 3群 |
| 実地学期 | 通年 |
| 授業形態 | 演習 |
| 講義概要 | 科目の位置づけ:1998年度から新カリキュラムが実施され、1・2年次には1種類の外国語(週2回)を集中して学び、3・4年次にはそれを土台にしてゼミなどで発展できるようになった。このような積み上げ方式の案内役として中国関係では、1年生を対象にした「外国事情C(中国事情)」と、2年生を対象にした「中国文化と文学」がある。これらの科目と通して育てた中国に対する関心や興味をより深め発展させる科目(ゼミ)として「言語・文化研究T」(3年生対象)と「言語・文化研究U」(4年生対象)がある。1・2年次で「外国事情C(中国事情)」や「中国文化と文学」あるいは中国語を履修していなくても、中国や自然に興味のある人は、私が担当するこの「言語・文化研究T」を履修して下さい。 主たるテーマ:中国を自然環境や動植物を通して考える。また、中国における人間活動を、それを取り巻く自然界との関わりを通して考える。 授業(ゼミ)の進め方:講義科目ではないので、ゼミは受講生が中心になって進行する。本年は中国の文学作品を素材に、そこに現れている自然描写を通して、中国人の自然に対する見方を分析する。基本的には日本語訳のある作品を用い、中国語を学んでいなくても参加できるようにする。中国語既習者がいれば、未習者をペアを組んで和訳と原文を対照して分析する。単に文献だけを相手にするのではなく、中国人を招いて中国の自然環境や動植物に関する話をしてもらったり、我々の身近にある自然を観察することも予定している。 現時点ではこのような授業形態を予定しているが、テーマに関係があれば、受講生の希望に応じて別の形態あるいは、より広い範囲での授業を行うことも可能である。 |
| 評価方法 | 平常点及び研究発表による。 |
| 教科書・参考書等 | 教材は鄭義『神樹』(朝日新聞社、1999年、3,800円)を予定している。 参考書はそのつど指示する。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | ゼミは受講生中心に運営される。逆に言えば、自分に興味のあるテーマを徹底的に追究できる場でもある。中国と自然をキーワードに、動植物に興味のある人もふるって参加してください。 |
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