科目名 | 社会教育課題研究 |
担当者 | 岡本 剛介 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 手引参照 |
科目区分 | 社会教育主事 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | この科目は、受講者自らが社会教育の実際の場面における諸々の課題を掘り下げて考えること、また、受講者がその課題を解決していくための基礎的能力を身につけていくことを目標としている。 そのため、教員からの一方的な講義は最小にとどめ、受講者が参画する「演習」的な方法も採り入れ、とくに後期は、受講者に調査結果や体験レポートを授業に持ちこんでもらい、その発表と討論を軸にして進めていきたい。したがって、受講者が多数になることは避けたいので、社会教育(=おとなの学びとそれを支える制度や仕事)に関心がある学生、そして熱意をもって参加する学生の受講を希望する。 具体的な内容と進め方は、受講者の人数や要望等によって計画するが、おおよそ次の ように予定している。
前期は、@社会教育のなかの課題を発見するための予備的学習。 A個人あるいはグループによる課題設定と課題解明のための調査・研究方法の 設定。 後期は、@前期で設定した課題にもとづく調査・研究の実施(とりわけ、自治体の社会 教育行政や社会教育施設への訪問調査を重視する)。 A調査結果や体験レポートの発表・討論。 B研究レポートの作成。
また、前後期を通じゲスト講師による特別講義(おとなの学習者による“私の学び”、 社会教育における学級・講座づくりの実際、環境問題と社会教育など)を随時加えつつ進めることも予定している。 |
評価方法 | 後期に提出する研究レポートの内容を最大の評価対象とするが、特別講義の感想レポートなど授業時に提出してもらう小レポートも評価対象に含める。 |
教科書・参考書等 | 教科書:高島秀樹・神山敬章編『現代社会教育の課題』(明星大学出版部、1995年) ※この他、配付プリントが多数あるので、各自ファイルして保存すること。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | この授業は、受講する学生が社会教育の法令をはじめとした諸制度や自治体社会教育の現状について、すでに一般的な知識を得ていることを前提として進めていくので、社会教育主事関連科目のうち、@生涯学習概論、A社会教育計画の2科目を履修し、単位を取得している学生が受講することを原則とする。(特別な事情で上記2科目を履修していない学生が本科目を受講希望する場合は、履修カード提出の際に担当教員へ理由を申し出て了承を得なければならない) |