科目名 | 日本史B |
担当者 | 小林 一岳 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 中学校・社会科・教科 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 現代において、社会が高度化し複雑化するとともに、解決しがたい多くの課題が生まれている。この現代社会が直面しているさまざまな課題についての解決方法を模索し、提示し、未来への展望を持つためには、どうしたらよいのであろうか。私は、そのための第1歩として、課題の根本をさぐることが必要だと考える。 この“課題の根本をさぐる”という際に、歴史学は大きな役割を果たすのである。人間の営みから社会が形成されるならば、歴史的社会の中で人々はどのような課題に直面していたのか、また人々はどうその課題を解決しようとしたのかを知ることは、私たちが現代の課題にどのように取り組んで行くのかを考える糧になると思われる。 この意味で歴史学という学問は、単に過去の歴史的事実を明らかにするという学問ではなく、本質的に「未来学」としての性格を持っているといえよう。 そこで本講義では、現代の人類が直面する課題を具体的に取り上げ、それを歴史的に考えることを目的にしたい。取り上げる課題=テ−マについては、現代の人類が抱えている問題である、環境破壊と飢餓、戦争とフアシズム、人種と民族等を考えている。なお、基本的には日本(史)を例として考えるが、テ−マの内容上、比較史的視点を入れる場合もあることを述べておきたい。 |
評価方法 | 前期・後期に定期試験を行なう。出席・小レポ−トを重視する。 |
教科書・参考書等 | 授業中配付するプリントを中心にして講義を行なう。その他参考文献については、授業の中で紹介する。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |
|