| 科目名 | 外国事情C(中国事情) |
| 担当者 | 池本和夫・張秉忠 |
| 単位数 | 4単位 |
| 配当年次 | 1年 |
| 科目区分 | 総合文化 1類 |
| 実地学期 | 通年 |
| 授業形態 | 講義 |
| 講義概要 | 1998年度から新カリキュラムが実施され、1・2年次には1種類の外国語(週2回)を集中して学び、3・4年次にはそれを土台にしてゼミなどで発展できるようになった。このような積み上げ方式の案内役として「外国事情」という科目がある。今年度は池本和夫が前期を、張秉忠(ハルピン師範大学から派遣された客員教授)が後期を担当する。 従来の中国理解は歴史・文学・政治・経済などに片寄る傾向があったので、中国に対する興味を広げ、さまざまな角度から中国を知ることができるように、前期は中国の自然環境・地理・動植物・言語(方言)・民族などを紹介する。毎回、北京の市民生活を紹介するビデオ(約20分)を授業の初めに見る。プリントを配布し、スライドなどの映像を多用して、理解を深める。 また、ゲストスピーカー(2回を予定)を招いて、中国の生の姿や実体験を話してもらう。
前期の予定は次の通り。 1.授業の説明、アンケート、履修カード受け取りなど 2.言語状況(世界の言語状況、漢語と少数民族語、漢語方言) 3.他民族性(漢族と少数民族) 4.少数民族(主な少数民族) 5.中央・地方の行政組織、党、軍隊(その1) 6.中央・地方の行政組織、党、軍隊(その2) 7.地理 8.自然、動植物 9.農業 10.森林と黄土高原 11.黄土高原の自然環境(ゲストスピーカー) 12.中国人の日本観・日本人観(ゲストスピーカー)
後期の予定は次の通り。 中国の歴史(特に近現代史)、政治、経済(特に改革開放以来の状況)、仏教、旅行観光(仏教と風景聖地を紹介する)、文化教育(特に大学生の生活を紹介する)、音楽、文学、芸術、日常生活など。また、学生たちの知りたいことをできるだけ答える。 この授業を通じて学生諸君の中国理解の一助になれば幸いです。
(前期) |
| 評価方法 | 毎回、授業に関する感想文や質問を書いてもらい平常点とし、同時に出欠の確認をする。さらに学期末に試験を行う。(前期) 期末試験によって出席状況を加味して評価する。(後期) |
| 教科書・参考書等 | 教科書:小島晋治ほか編書『中国百科 改訂版』(大修館書店、2600円) 参考書は、毎回のプリントに記載してある。(前期) 特定の教科書は使わない。教えた内容を整理してからプリントを配布する。(後期) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 試験ではノートなどの持ち込みは一切許可しない。学則弟31条に「いずれの授業科目でも授業時数の3分の1以上欠席した者は、その授業科目の受験資格を失う」と規定されている。出席日数が足りないと不合格となるので、注意すること。(前期) 試験ではプリントなどの持ち込みを許可しない。講義回数の2/3以上の出席が必要である。(後期) |