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科目名社会科学論T・U「社会科学論A」
担当者岡田 皓一
単位数各2単位
配当年次1年
科目区分社会科学分野
実地学期前期・後期
授業形態講義
講義概要この講義では、デモクラシーの歴史的発展および現代デモクラシーの本質と課題に焦点をあてた講義を行う。
 前期Tでは、デモクラシーの歴史的発展過程に、そして後期Uでは、現代デモクラシーの本質と課題に、それぞれ焦点をあてての講義を試みる。T、Uはそれぞれ一つのまとまりとして構成されているが、もちろん1年間を通じての体系も充分に考慮して編成されている。

 T.デモクラシーの理念と発展
  (1) デモクラシーの歴史的概観
  (2) 近代ヨーロッパにおけるデモクラシーの概念
  (3) デモクラシーの定義
  (4) デモクラシーの仮説
    @合理性 A徳性 B平等 C自由 D進歩を達成するための人間の能力
    E自治への願望
  (5) 民主的な目的と手段
  (6) デモクラシーが成功するための必要条件

 U.現代デモクラシーの本質と課題
  (1) 近代デモクラシーの源流
  (2) 「同意」の原理と代議政体
  (3) 「討論」と「集いの意識」に対する共通認識
  (4) 政治組織の特性とその目的
  (5) 「自由な共同社会」とは何か
  (6) デモクラシーの本質的要素
  (7) デモクラシーの構造変化
評価方法前期・後期の2回行われる試験の平均点を学年点とする。
教科書・参考書等教科書:岡田皓一著 『西洋政治思想』 (明星大学出版部 平成10年)
 参考書:A.D.リンゼイ著[増補]『民主主義の本質』    (未来社 1996年)
その他(履修条件、
履修上の注意事項)
教科書およびノートを中心に講義をすすめてゆくが、毎時間の出席が教養および実力養成に直結するという自覚のもとに受講されたい。