科目名 | スポーツ健康科学基礎論(運動と健康の科学T) |
担当者 | 今福 一寿 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 1年 |
科目区分 | 保健体育 選択 |
実地学期 | 前期・後期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 最近のわが国における疾病構造の変化は、社会の機械化、スピード化などに伴い精神的ストレスが過剰となり、運動不足や過食から生活習慣病に悩む国民か増えている。生活習慣病は、若い頃からの生活習慣や運動習慣・食生活、さらにストレスによる影響が大きく関与する。増加要因の一つは、戦後日本が経済復興を中心に国民の健康への知識・関心の低も考えられる。運動が、生活習慣病の予防や発育発達を促すために必要であることは医学的に認識され、骨の成長や自律神経系、内分泌系の調節に影響を及ぼしたり、血圧のコントロールや血中コレステロールのバランスを保つ手段としても有効であると考えらる。しかし、必要以上の運動は、活性酸素発生量の増加やスポーツ障害の増加、さらに精神的ストレスまでも増加させ、かえって細胞を破壊したり老化を促進させることなども考えられる。授業では、「健康・運動・スポーツと人間回復」をテーマに、現代社会における運動・スポーツのあり方や健康に運動・スポーツが果たす役割について科学的に考える。
(方 針) 1)具体的な資料やデータを提示しながらテーマを絞って講義を進める。 2)理解しやすいように、各テーマに即した医学的・運動生理学的視聴覚教材を有効に 活用し講義を進める。
(スケジュール)
1〜2回 現代社会を健康的に生き抜くために 3〜4回 運動は健康づくりに有効か? 5〜6回 運動の危険性(運動は老化を促進させたりガンになる?) 7回 運動処方の原理(運動を安全に継続するために) 8回 健康的にシェイプアップするための原理(肥満は、遺伝か?過食か?) 9回 健康と栄養 10回 運動とエネルギー代謝 11回 運動と心の健康 12回 スポーツを継続するためのコツ(運動音痴になってしまうメカニズム) 13回 授業のまとめ、知識・理解の評価、授業に対するアンケート |
評価方法 | 授業中に行うレポートおよび最終授業時のテストによって評価を行う。 |
教科書・参考書等 | 毎回配布する資料およびOHPの内容。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |
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