科目名 | スポーツ健康科学基礎論 (環境体育論概説-考健康論-) |
担当者 | 藤井 立三 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 1年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 前期・後期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 新たに環境と健康という概念が登場してきた。技術の進歩は人間を肉体労働から解放し、 生活様式は極めて快適となった。労働ばかりでなく、車が足に、エレベーターが階段に取って代わり、洗濯機や掃除機に代表されるように主婦の仕事も楽になった。19世紀の地球上のエネルギーは94パーセントを人と動物で占めていた。ところが石油から原子力エネルギーに変わる21世紀に近づくにつれて人や動物のそれはゼロに近づいていくという。しかし、人間の遺伝的特質、動物としての生態リズムは数千年前とまったく不変であるところから、ここに運動不足病(文明病)といわれるものが発生してきた。人間の器官の機能は量的、質的にも常にある一定以上の刺激(負荷)を与えないと退化してしまうのである。21世紀には私たちの生活がより便利となり、静的状態に追い込まれることが予想される以上、日常の自由時間活動の中に健康作りとしてのスポーツを取り入れ、自らの肉体に恒常的な刺激を与える必要があるのだ。 健康保持は医学では薬物的、理学的、外科的のみに依存していたが、医療費のコスト高などにより、治療医学ではなく、病気を未然にふせぐ予防医学こそ、将来医学的思考の最重点に置かれるべきであろう。予防医学こそ、体育スポーツ活動である。21世紀に向かって文明病に打ち勝つこと、それは体育スポーツ・レクリェーション活動である。
*1〜2週体育スポーツ概説 *3〜4週スポーツトレーニング概説 *5〜7週現代社会における健康概説 *8〜11週成人病防止論概説 *12〜15週環境公害概説 |
評価方法 | *出席重視 *提出レポート *テスト |
教科書・参考書等 | *ビデオ教材使用 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |
|