科目名 | 水処理工学 |
担当者 | 田中 修三 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 4年 |
科目区分 | 選択 |
実地学期 | 前期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 水の処理には、上水道のようにこれから使うための水の処理と、下水道のように使った水(排水)の処理がある。上下水道施設において、浄水場や下水処理場は各施設の心臓部に相当する重要な施設であり、その施設の適切な計画や運転管理はまさに技術者の能力にかかっている。言い換えれば、水環境の管理は、考え方や法制度がいかにりっぱでも、実際の水の処理が適切に行われないと、決して有効には機能しない。 水処理プロセスは大きく物理化学的なものと生物学的なものに分けられ、それぞれに多くの異なるプロセスがある。これらのプロセスは処理目的によって使い分ける必要があり、そのためにはそのプロセスの機構や特徴を十分に知っておくことが重要である。本講義は、まず「上水道工学」と「下水道工学」で学んだ処理プロセスをより詳細に学習し、さらにその他の処理プロセスについて基礎的知識を得ることを目標とする。 具体的な内容はつぎの通りである。 1.普通沈殿と薬品沈殿 2.緩速ろ過と急速ろ過 3.消毒 4.排水処理の微生物学 5.活性汚泥法 6.嫌気性消化法 7.汚泥処理 8.回転円板法と酸化溝法 9.栄養塩の除去 |
評価方法 | 出席状況、期末試験およびレポートによって評価する。 |
教科書・参考書等 | 教科書:田中修三 著『水処理工学』 (明星大学出版部) :田中修三 他著(松尾友矩編) 『大学土木−水環境工学』(オーム社) および講義時に配布するプリントを使用する 参考書:田中修三 他著(須藤隆一 編著) 『水処理バイオ入門』 (産業用水調査会) :田中修三 他著(稲森悠平 編著) 『生活排水対策』(産業用水調査会) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 前提科目:「上水道工学」と「下水道工学]を受講していること |