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科目名上水道工学
担当者田中 修三
単位数2単位
配当年次3年
科目区分選択
実地学期前期
授業形態講義
講義概要水は我々の生命や生活にとって不可欠のものであるが、質の悪い水を摂取すると逆に健康被害や不快感などにより生活は脅かされ、場合によっては死に至ることもある。たとえば、アフリカ地域などで干ばつ時に多くの乳幼児が命をおとすのは、水を媒体とした伝染病や飲料水不足による脱水症状に対する抵抗力がないことが原因の一つになっている。
 上水道はきわめて重要な都市施設であり、身近な例では災害時にまず必要となるのが水と医療であることからも、その大切さが理解できよう。安全で十分な量の飲料水を確保するには、どのような施設が必要で、その管理はどうしたらよいのだろうか。本講義は、上水道における基本計画および施設の構成と管理に関して、土木技術者として最低限必要とされる知識を修得することを目標とする。
 具体的な内容はつぎの通りである。
  1.水源と水質汚濁
  2.水道法
  3.上水の水質
  4.水需要量の算定
  5.取水、導水、送水の各施設
  6.浄水施設
  7.配水と給水施設
  8.上水汚泥の処理処分
  9.上水道施設の管理
評価方法出席状況、期末試験およびレポートによって評価する。
教科書・参考書等教科書:田中修三 他著(松尾友矩編)
    『大学土木−水環境工学』(オーム社)
  および講義時に配布するプリントを使用する
 参考書:海老江邦雄、芦立徳厚 著
     『衛生工学演習』(森北出版)
その他(履修条件、
履修上の注意事項)
前提科目:「水環境科学」を受講していること