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科目名水環境科学
担当者田中 修三
単位数2単位
配当年次2年
科目区分選択
実地学期後期
授業形態講義
講義概要水環境は、人間を含む全ての生命体に欠かすことのできない水を提供するだけでなく、多くの動植物の生活の場でもある。また、人間は食物を始めとしていろいろな面で動植物に依存しており、健全な水環境は我々にとっても貴重な生活の支えであるといえよう。
 健全な水環境を維持するためには適切な管理が必要であるが、開発は時には水環境の汚染や破壊をもたらし、その結果人の健康被害や動植物の死滅に至ることもある。我々は既にこのような苦い経験を幾度も繰り返しているが、水環境はどのようにしたら適切に管理できるのであろうか。
 水環境を管理するには法制度や水処理施設が必要であるが、具体的な管理手法を学ぶ前に土木技術者として知っておかなければならないことがたくさんある。本講義は、水環境の管理を工学的な面から学習するに先立って、水環境の科学に関する基礎的な知識を習得することを目標とする。
 具体的な内容はつぎの通りである。
  1.水文と水利用
  2.水質の化学
  3.微生物による反応
  4.水質の指標
  5.水環境の生態と環境問題
評価方法出席状況、期末試験およびレポートによって評価する。
教科書・参考書等教科書:田中修三 他著(松尾友矩編)
    『大学土木−水環境工学』(オーム社)
 参考書:宗宮功・津野洋 著『水環境基礎科学』
                 (コロナ社)
その他(履修条件、
履修上の注意事項)
前提科目:「都市と環境」を受講していること