科目名 | 卒業研究 |
担当者 | 教授者全員 |
単位数 | 4単位 |
配当年次 | 4年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 通年 |
授業形態 | 演習 |
講義概要 | 機械工学科の全教員が担当し、各専門分野別に多くのテーマが呈示され、学生の選択を容易にしている。学生は3年までの学習成果を1年掛けて、納得いくまで追及して最善の結果を纏め、研究発表会にて報告する。3年のゼミナールからの継続学習であり、学生の希望によるテーマの対応は充分に指導され、グループか個人別も早くから検討される。 卒業研究の方法は、次のように大別される。 1)工作機械、実験装置を使用して、実験計画 に従い各種のデータを繰り返して求め、デ ータの処理、解析や結果の考察を報告書、 論文として纏める。 2) 機械や装置を新しく設計したり、改良して、 その図面を描きあげる。簡単な機械、装置 は製作する。図面、計算書、報告書に解析 や考察を加え、論文として纏める。 3)文献調査を実施して、技術的、教育的、改 革的、先端的な問題を解明して、新しい理論 の展開、具体的な解析等を論文に纏める。 卒業研究発表会テーマの一例の紹介 (担当研究室別) 〇 Ti系共晶合金の微細組織について (石井研) 〇 気柱振動と熱的要因 (斉藤研) 〇 FMSモデルの系内時間推定シミュレー ション (高城研) 〇 スターリングエンジン性能に及ぼす再生器 特性 (濱口研) 〇 高速度カメラによるMHD発電プラズマ流の 測定 (宮田研) 〇 鉄道車輪の操舵角制御による運動特性向上の 研究 (宮本研) 〇 軸流圧縮機翼背面コーナー渦流れの可視化に よる構造解明 (山口研) 〇 SUS304ステンレス鋼のクリープ疲れに及ぼ す酸化の影響 (山中研) 〇 水晶振動子セラミックパッケージ封止の信頼性 (山本研) |
評価方法 | * 卒業研究の評価対象は提出された卒業研究論 文、機械設計図面、製作機械や実験装置などで ある。また、学科内の卒業研究発表、各種学会 での講演論文研究発表も重視されている。卒業 研究は、ヒューマンタッチ教育の実践であり、 教師と学生との関係は密接であり、評価は自ず から定まると言える。 |
教科書・参考書等 | * 担当教員によつて、それぞれのテーマ別に適 切な指定がある。年度によつて異なるので良く 担当教員と相談して指示を受けること。また、 図書館などを有効に利用するとよい。 |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | * 卒業研究は学生の自主性を尊重してテーマを 決めるので、自己の選択したテーマに積極的に 継続して取組む事が必要で有る。教師は教育に は親切であるが、指導と評価には厳格である。 グループで実施する実験は協同体制であり、遅 刻、欠席の影響する所が大きいから、グルーブ を組織する段階で充分な話し合いを、納得する まで行うことが、研究を成功させるポイントで ある。 |