科目名 | 流れ学U |
担当者 | 宮田 昌彦 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 後期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 流れ学Uの講義は、流れ学Tの修得を前提としている。流れ学Uでは、運動する流体の力学について主に説明を行う。流れ学全体の目的は、運動する流体の力学的な説明であるから、流れ学Uは、きわめて重要な意味を持つ。基本的には、ニュートンの力と運動の関係を流体に適用することになるが、流体は運動すると同時に自由に変形するという性質を持っており、したがって、力と運動の関係は、固体の場合と異なって、かなり複雑になる。この部分の理解は、かなり難しいが、なるべく、わかりやすく説明する。数学的な前提として、微分積分の理解が必要であるが、機に応じて数学の基礎知識も解説する。流体の運動の力学から、流体中のエネルギが保存されることや運動量が保存されるというような基本的で重要な法則が説明される。流れ学では、これらの法則の実際の技術的な応用の理解も大切なので、われわれの日常生活や文明に役立っている多くの応用例についても詳しく説明する。さらに、これらの法則と実際の流体の流れのあいだの差異についても、解説を行う。この部分で、流体の流れにおけるエネルギの損失の性質が説明される。 |
評価方法 | 流れ学Tと同じ。 |
教科書・参考書等 | 教科書:宮田昌彦 著 『よくわかる水力学』 (オーム社 平成7年) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 流れ学Tを修得していること。 |
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