科目名 | 流れ学T |
担当者 | 宮田 昌彦 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 2年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 前期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 流れ学は、外力の作用のもとで容易に変形する物体、つまり流体(たとえば、空気や水)の運動について説明する力学である。基本的には、古典的なニュートンの力学を流体にたいして適用していくのであるが、流体特有の性質があり、やや複雑なところがある。この講義では、なるべく易しく流れ学についての基本的な知識がえられるように配慮する。流れ学Tでは、まず、流体のおもだった性質について、固体と比較しながら、具体的に説明をおこなっていく。流体は、日常身近にあって見慣れているものであるが、いざそれを学問的に取り扱うとなると、色々な約束事がある。やや退屈と思えるかもしれないが、後々大切となることである。次に、講義の進展とともに、静止している流体の力学について説明する。この力学は、遠い昔、ギリシャ時代に発見された事実の説明であるが、現代の文明においても欠かすことのできない力学である。とくに、この部分で、圧力という重要な力とその作用についての説明を行う。圧力は、われわれの身近に常に働いており、それを利用して、便利な生活を営んでいる。このような、応用例についても、詳しく説明する。静止した流体の力学は、比較的わかりやすいので、流れ学にたいして、この部分で親しみをもってもらうように説明していく。流れ学は、単なる力学ではなく、われわれは、流れ学の原理を利用して色々な技術を産みだし、それを現代文明に利用している。これらについても、種々の例をあげて、説明を加えていく。 |
評価方法 | 流れ学では、積み重ねが大切である。授業の内容は、前の時間の授業の内容の理解を前提としている。したがって、出席を重視し、また、学期末に行う筆記試験もおなじように重視する。 |
教科書・参考書等 | 教科書:宮田昌彦 著 『よくわかる水力学』 (オーム社 平成7年) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | |