科目名 波動光学 担当者 那波　信彦 単位数 ２単位 配当年次 ３年 科目区分 選択 実地学期 後期 授業形態 講義 講義概要 光学は古くから発達した分野であるが、現代科学の一分野として新しい発展を続けている。本講義では、基礎光学で学んだ波動の概念を発展させ、光の波動性に基づく干渉・回折現象を述べる。また、基礎光学では触れなかった異方性媒質中の光伝播についてもできるだけ平易に解説する。 　古典物理学で光学を学ぶ大きな理由は、実用上大切な分野であるということのほかに、波動という考えに馴れ、それに関連するさまざまな物理現象をよりよく理解するためである。 　内容は以下の通りである。 　１．光の干渉現象 　　１．１　波面分割による干渉 　　１．２　振幅分割による干渉 　　１．３　多光波干渉 　２．光の回折 　　２．１　キルヒホッフの回折積分 　　２．２　回折の分類 　　２．３　ホログラフィー 　３．結晶光学 　　３．１　結晶内の平面波 　　３．２　結晶内の光の伝播 評価方法 授業中に随時小テストを行う。課題を出し、レポートを提出させることがある。 教科書・参考書等 参考書：村田和美　著 『光学』 　　　　　　　　　　　　 　（サイエンス社） その他（履修条件、 履修上の注意事項） 基礎光学と併せて履修することが望ましい。