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科目名数理物理学U
担当者関根 克彦
単位数2単位
配当年次2年
科目区分必修
実地学期後期
授業形態講義
講義概要数理物理学Tの続きとして、次の内容について
勉強する。

  1.座標関数と双対空間
  2.ケット空間とブラ空間
  3.線形写像と行列
  4.基底の変更による座標の変換
  5.基底の変更による行列の変換
  6.直交変換とテンソル
  7.慣性テンソルと主軸変換
  8.ローレンツ変換と4元ベクトル
  9.速度の合成の法則と4元速度
  10.反変ベクトルと共変ベクトル

 量子力学T・Uと並行して開講されるこの数理物理学T・Uでは、とくに量子力学の本当の理解につながることを、目標の1つにしている。電子はたんに“粒子”であるだけでなく、また“波”の性質をもっている。電子という同じ1つのものの中で、粒子と波とはどのように結びついて、共存しているのであろうか? この“粒子と波の結びつき”は、なにかのメカニズムによる実体的なものではなくて、“数学的次元のもの”だともいわれている。こういう問題を本当に理解しようとすれば、どうしても数理物理学の勉強が必要になってくる。
評価方法期末試験による。
教科書・参考書等教科書は使用しない。
 その他参考書は、授業中随時指示する。
その他(履修条件、
履修上の注意事項)
試験や点数のことは心配せずに毎回の授業内容を“理解”することに全力をあげてほしい。